しぇん太郎第2話〜しぇん太郎旅立つ!?〜

「しぇ〜いしぇ〜ん。新しくきてくれたあみれんさん、ソーマさんありがと〜」と彼女は言った。

 

彼女ーーしぇん太郎は黒色の忍者スーツをベースに胸の中央部に龍のようなロゴとサイドラインが黄色で描かれており、腕にはこれまた黄色のリボンが左右非対称に巻き付けられ、手首あたりでちょうちょ結びされている。(おそらくシェン太郎自身が巻き付け、結んだと推測される素人感あふれる様であった)

「な、な、なんじゃあ!?」

「ほわわわ!なんでや!」

あみれんおばあさんとソーマお爺さんは突然の出来事と150cmほどの可愛らしい女性が突然自分たちの名前を呼んだことに驚き、腰を抜かしかけた。

 

「ふたりとも、ありがとう。私、実は地球の日本という国でハイシンシャというジョブを担っていたの。ただ、ある日、こっちの世界の神様によびだされたの…

『●●●●●●●●●●、起きてください。●●●●●●●●●●、あなたは選ばれたのです。』

「ここは?そして、私の目の前にいるリアル高校生で知り合いだった千夏君みたいなあなたは?!」

『わたしの顔はあなたの記憶を借りて投影しています。私は桃太郎世界の神です。この度は私の管理している桃太郎世界の危機をあなたに救ってほしい。だからここによんだのです。もちろん解決して欲しいですが、万が一問題を解決できなくても元の世界に返しますし、あなたの現実世界ではたった1秒の出来事です。なんの問題もありません。時間は有限。壊れたストップウォッチでは時は止められません。さあ、早くおいきなさい。いけば全てわかります。お気をつけて』

「りょー!」

そんなことをおばあさんとお爺さんに伝えたしぇん太郎。

「まさかこの子は!ソーマお爺さん!」

「うむ!あみれんおばば!そうじゃ!きっとそうじゃ!」

「あみれんおばあさん、ソーマお爺さん、何かご存知なのですか?!」

「せやな、しぇん太郎。よくお聞き、君は今から海の向こうにあるぜどが島にいる悪い忍者であるゼドを倒すのじゃ。奴らが柔らかい肉を持つ家畜をアサシンしよってこの大陸には動物性タンパク質がたりてないのじゃ!」

「せや!このままやとみんながりぽそや!たのむで!シェン太郎!」

「なるほど!わかりました新規リスナーさん!わたしぜどとやらをうちのめしにぜどが島に行きます!」

「よっしゃ!そうときまればこのオババ特製のクッキーをもってき!HPとマナを回復してくれるで!」

「あみおばありがとう!ところで、私はマナではなく気をつかうんだけど、回復するのかな?」

「うーん、それはわからんなぁ…」

「英気満点ビスケットはですね、消費アイテムです。効果は5秒かけて減少HP及び減少Manaの10%を回復し、最大Manaが50増加します。
Manaを持たないチャンピオンの場合は代わりに減少HPの12%を回復します。なので、気は回復はしませんがシェンでビスケットを持つ判断もありっちゃありですね。」

『ソーマさん、いつも楽しい解説ありがとうございます!』

「ソーマお爺さんめちゃ詳しいやん!」

「あみれんが作ってくれてるやつや。そりゃもちろんばっちりわかるで!」

「ま、ピンチになったら齧ってみるね!ありがとう2人とも行ってきます!シェン太郎忍術!殺気駈け!!」

気をつけてねと手を振るおばあさんとお爺さん。

 

しぇん太郎は無事桃太郎世界を救うことができるのか。どのように救うのか。なぜ、名前が●で潰されているのか?てか、名前はどっから知ったのか能力か?徐々に明らかにされていく桃太郎世界の真実。それを知った時しぇん太郎が進む道とは!?

次回に続け………!!!