しぇん太郎第1話〜爆誕!しぇん太郎!〜

それは突き抜けるような雲ひとつない太陽がきらきらしている昼下がりの出来事。

 

あの日の出来事から世界がこんなことになるなんてまだこの時の僕らは何も知らなかった…

ロッサ!テッサ!ロッサ!テッサ!と一歩一歩踏みしめながら洗濯桶を背負った1人の老婆が坂道を息を切らしながら登りってきた。

「ふぃ〜お爺さんから教えてもらった疲労軽減の御呪いのおかげかなんとかここまでこれたわい。ほんま感謝やなぁ」

この老婆の名前はあみれん。親しみを込めてあみれんおばばと村の衆から呼ばれている。

「さて、お爺さんが森にふぁーみんぐをしてるあいだにわしはドラゴン前でも見張ってワードでも置いておくかなぁ…ってなんじゃありゃあ!?」

おばあさんが洗濯桶に入れていた球体に棒が生えたものを取り出して川辺にそれを刺してる時に『それ』は川から流れてきた。

『それ』はいわゆる大きな桃だった。その桃が川の上流からどんぶらこ〜どんぶらこ〜と流れてきたのだ。

「ひょええええええええ〜これがあの幻獣りふとへらるどとかいうものが死すときに出現するオーブかの!?」(※桃です)

「こうしてはおれん。なんか凄そうやから持って帰ってソーマお爺さんにみせたらなあかんわ!ほんま!」

おばあさんは洗濯桶に入っていた残り2本のワードと1本のコントロールワードを無造作に川辺に突き刺し、ヘラルドオーブ(※桃)を桶に入れました。

(おばあさん帰宅後、しばらくしてお爺さんが帰宅。お爺さんの戦利品は果物を奪い食う害虫だ。しかし、食べると蟹の味がしてうまいと評判。)

「あみれんおばば〜、帰ったど〜!今日はほれ。蟹じゃ。これで蟹しゃぶでもしよや〜」

「そーまおじい!よう帰った!なんと今日はわしもすごいものを拾ってきたんじゃ!その蟹しゃぶのあとにこれを食おう!最強になるのじゃ!」

と、あみれんおばあさんはリフトヘラルドオーブを取り出しました(※桃です)

「おお!?これは幻のへらるどの死す時に出現する玉ではないか!?」(※桃です)

「そうなんじゃ!川辺のワーディングでたまたま見つけての!これを食べて後もうちょっとは長生きしよや〜」

蟹しゃぶを満喫した2人はとうとう桃に包丁を入れようとした…

 

その瞬間!!!!

 

「しゅんしんごほーーーー!!!均衡を愛する19歳乙女!しぇん太郎〜ばくた〜〜ん!!」

 

「…へ?」呆然とするソーマお爺さんとあみれんおばあさん。

このしぇん太郎と名乗る謎の19歳乙女、(酒はハイボールが好き※この世界では18歳から酒合法です。)は一体何者なのか!?

 

次巻を寝てまて!!!

 

それじゃーみんなもきんこーきんこー!きんこーしぇんたろ〜ふぅ〜〜〜うえうえうえびっくり〜